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すると。
「来てくれたんだな」
四條さんが私の元に来た。
「四條様のお連れ様でしたか」
「案内は大丈夫だ」
「かしこまりました。ごゆっくりどうぞ」
やっぱり、有名人なんだ…。
「こっちだ」
私は四條さんの後ろをついて行った。
まさかの個室だった。
四條さんと向き合う形で座った。
料理も運ばれてきた。
うぅ〜…。
何喋ったらいいんだろ…。
緊張しちゃう…。
料理きたけど、四條さんが食べるまで食べづらい。
「気にせず食べたらいい。ここまで、迷わなかったか?」
四條さんの方から、話しかけてくれた。
「あ、はい。このお店有名なので」
「そうか。鈴は何歳だ?」
「16です。高2です」
すると、びっくりした顔をする四條さん。
「高校生だったのか?」
「え、はい」
「大人っぽく見えるから、18か19と思ってたわ」
よく言われる。
「あの、昨日はありがとうございました」
私はもう一度お礼を言った。
「あぁ。気にするな。ところで、あのおっさんとの関わりは?援交か?」
四條さんが聞いてきた。
言う方がいいのかな?
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