2P

「きゃ〜!!四條組の暁さんよ!!」


四條組?


暁さん?


誰それ?


有名な人なのかな?


まぁ、いいや。


私には関係ない人だし。


人混みを裂けたいけど、反対側の出入口は遠いし、ここ通るしかないんだよね。


私は人混みの中を入っていった。


横目で人混みの中の中心を見ると、一人の男がSPに囲まれていた。


顔はよく見えなかったけど、金髪ってのは見えた。


多分あの人が、四條 暁さん?なんだろう。


ふぅ〜、やっと人混みからでれた。


繁華街から家までは、歩いて20分ほど。


学校も15分ほどで着く。


家に着き、お風呂に入り、上がると私はすぐ布団にダイブした。


あ、誰かから連絡来てる。


【明日暇なら、ご飯どうですか?】


食事の誘いだった。


この人いつもお金は他の人より多くくれるけど、帰り際「この後どうする?」って、誘ってくるんだよね。


最初の方はすぐに諦めてくれてたけど、最近はなにかと理由つけないとダメだ。


面倒臭いけど、この人が今の所一番お金くれるから、私は【明日、大丈夫です】と、返事をした。

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