最後まで奏でられなかった音楽(シーズン16)
殴り書き書店
第一章 第八十一話 After live(ライブの後)
1336 そりゃあ愚痴の1つも言いたくもなるさ
第一章・第八十一話【After live(ライブの後)】が始まるよぉ~~~♪
(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
081【After live(ライブの後)】
『ぐはぁあぁ~~~!!なんじゃこりゃあ!!コイツは簡単に死ねるレベルだな。トッチャン坊や早く死ねば良いのに』
長ぇ~~~!!
こりゃあ、長ぇ~~~~!!
マジで、長ぇ~~~~んじゃねぇの!!
聞きしに勝る反省会の長さだな、トッチャン坊やよぉ!!
こりゃあ、一体どういう了見なんだよ?
……って言うのもな。
今回初めて『超長いと言われてるトッチャン坊屋の反省会』に参加してるんだけどな。
(以前に参加したのは、まだ反省会本番ではなかった為、初)
もぉ、その長さと来たら、正直、正気の沙汰じゃねぇんだよ。
大体、オマエなぁ。
なにを、そんなに事細かに分析して、ライブの反省会をしてやがるんだよ?
なんで、あんな良いライブをした後なのに、ホワイトボード一面に反省する所が有るんだよ?
もう訳がわかんねぇぞ?
それによぉ。
東京ドームでの奈緒さんの日本凱旋ライブが終わったのがキッカリ21時だって言うのに、なんで、そこから既に3時間以上も経過してんだよ!!
もぉ直ぐ終電が走る時間帯だし、既に御前様じゃねぇかよ!!
序に言えばな。
今じゃスッカリ、東京ドーム内にあった熱気も冷め。
ステージの解体作業まで始まって、STAFFが出す解体音しか聞こえなくなったって状態なのに、まだ懲りずにベラベラベラベラと喋る事が有るのかよ。
ドンだけ一回のライブで文句があるんだコイツは?
頭がおかしいんじゃねぇのか?
いやまぁ、そりゃあな。
確かに奴の言ってる事は、ライブ中に起こった事細かな部分から、曲の演奏に至るまで、ちゃんと分析して話をしている訳だから、反省会としてはスゲェ有用ではあるんだろうけどよぉ。
もぉちょっと簡潔に物事つぅもんが出来ねぇもんか?
トッチャン坊やを除く奈緒グリのメンバー全員が、ライブの疲れと、反省会の退屈さから、さっきコソッと欠伸をかましてたぞ。
これじゃあまるで、学校の朝礼で校長が糞ツマンネェ話をダラダラしてる時と同じ状態じゃねぇかよ!!
毎回、ライブや、練習がある毎に反省会をさせらてるメンバーですら、これなんだから。
反省会初参戦の俺にしたら、これはもう拷問の域を超えて、既に地獄の蓋が、アホみたいにパカッと開いてる状態だぞ。
これじゃあ、楽しかったライブも遥か彼方に飛んで行って、気分事態も台無しに成っちまってるじゃねぇかよ!!
誰でも良いから、マジでコイツをなんとかしてくれよ……
長過ぎじゃあ!!
(↑俺の愚痴も長過ぎるな……すまぬ)
***
……っとまぁ、多大な文句を心の中で垂れ流し状態にしながら、こうやって1人でイライライライラしてる訳なんだが。
奈緒さんの手前もあるし、ライブには参加させて貰ってる身分だから、此処は大きな事も言えずズッと我慢の子であったんだがな。
トッチャン坊やが真剣に反省点を話してる際に、俺は、ある事に気付いたんだ。
それが、なにかって言うとだな。
全体的なライブの内容での反省点は、結構的を得ていて有用な部分ではあるんだろうが。
曲に対する反省点が、曲が変われど、どれもこれも殆ど同じ様な内容を繰り返し言ってるだけなんだよな。
まぁ勿論、曲にはジャンルってもんがあるから。
それによって、その反省点に成る対象者自体は変わってはいるのだが、矢張り、その内容が変わらない。
早い話な。
曲の反省点は、対象に成る曲や演者が変わっても反省点は変わらず、同じ事だけを永遠に繰り返し言ってるだけなんだよ。
もっと解り易く例えるのであれば。
エディのアンちゃんは、バラード系のスローテンポな曲の際に『あまり気が入ってない演奏をしている事』を指摘。
エリアスの姉ちゃんなら、ど派手な曲をかき鳴らす際に『なにか力強さが足りない様な気がする事』を指摘。
ツンツン頭の場合は、全体的には悪くないのだが『演奏に個性があまり感じられない事』を指摘。
そんで、当の本人であるホランドの旦那自身の反省点としては『感情の表現があまり上手く出来てなかった事』ばかりを、自ら指摘し反省しとる訳だな。
(因みにだが、奈緒さんは万能系の歌唱力を持っているので、特に反省点を指摘される事はないみたいだ)
要するに『個々の弱点』の話バッカリ何度も何度も反省しとる訳だ。
まぁ、弱点を補おうとしてる事自体は、決して悪い事ではねぇんだろうがな。
これだけ何度も何度も自分の同じ欠点ばかりを言われたんじゃあ、気分の良い奴なんていないだろうし。
それに伴って、奈緒グリのメンバーも『あぁ、また同じ事を言われたぁ』ってな感じの表情を浮かべている。
うん……こりゃあ、反省会としては、あまりにも良くねぇ。
こんな無駄な事ばっかりしてる様じゃあ、そりゃあ反省会が無題に長くもなるし、幾ら時間が有っても足りゃしねぇ訳だわな。
まさに非効率の極みと言えよう。
ってな訳でだな。
俺は、この旦那の反省会に対して、少し苦言を呈する事にした。
ブッチャケ、このままの状態で反省会が続いたら、奈緒さんやエリアスの姉ちゃんが可哀想すぎるしな。
エディのアンちゃんも美樹さんとデートしたいだろうし……
ツンツン頭は知らん。
どうせ、旦那の話なんて微塵も聞いてねぇだろうし。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【後書き】
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>
そして始まった第一章・第八十一話【After live(ライブの後)】なのですが。
矢張り倉津君視点に成ってるだけに、恒例の愚痴から始まりましたね(笑)
……とは言え。
今回に関しては、いつも通り愚痴を言ってるにしても、いつもとは何かが違う様子。
どうやら此処から、ホランドさんになにか意見をするみたいな雰囲気を醸し出してますね。
さてさて、なにを言い出す事やら(笑)
……ってな感じの話を、次回は書いて行こうと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます