第20話
…ーーー数日後
何故だろうか…私の嫌な予感は当たっていたようだ。
「天宮せんぱーい、よろしくお願いします〜」
なんで????
秘書の研修はない筈じゃなかった?
どうして彼女がこの社長室にいるのだろう。
佳菜美から聞いていた彼女は、
少し茶髪の胸元まである髪を巻いていて、
つけまつ毛なのか、まつ毛エクステなのか、どっちわからない長いまつ毛と、赤い口紅、
そして、甘いキツめの香水という、なんとも反社会人的な容姿だった。
…はあ、最悪がさらに最悪な日常に変わったよ。
「櫻井美月さんだっけ」
「そうで〜す、23歳です〜」
私の2個下なのか…
けれど言動と容姿の所為で幼く見えてしまう。
「…よろしく」
深いため息と共に、これからの自分の未来が暗いものに見えてきてしまい、眩暈がした気がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます