第30話

反論すると、頭を撫でられた。


「我慢すんな、」


「…え?りゅ、ちょっと!」


龍は早足に前に進んでしまった。


学校の校門の前でやっと追いつく。


「はやッ、ハァハァ…龍のアホンだら!」


「あ?お前が遅いからだろ、」


その時、いきなり龍が足を止めた。


「わッ、ちょっと何とまっ…

え?なにこの騒ぎ … 」


そう、学校の校門の前には、


人人人人……


びっくりするくらい人がいて


学校の中に入れない。

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