第23話

「学校来ないから、

卒業式もこないかと思ったんだから、」


志弐は笑って言った。


「ん、これやるよ。あと、これからは

俺のこと見て 。」


私の手のひらには志弐の第二ボタン。


「え?志弐 … 「志弐ー!写真撮ろうぜ!」


「おう!じゃ、また後で」


志弐からもらった第二ボタンを握りしめた。





そして、高校1年生、


私達3人の歯車は別々に回りだした。

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