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第21話
その中でもボーカルのユウリのファンだった。
その日は、
自分の部屋でゆっくり雑誌を読んでいた。
すると、志弐が遊びに来た。
「暇だから来た、ってなに読んでんだよ」
志弐は私の手から雑誌を取り上げた。
「わ、お？ってなんだ？」
「ウォウって読むの！！
かっこいいでしょ？？」
志弐はジーッとページを見ていた。
「どいつのファンだよ、」
心なしか不機嫌な志弐。
「ユウリ！！
歌も上手くてダンスも上手いの！」
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