第16話

「隣の701号室に越してきた、田崎と

申します。」


「ああ、お隣に?

よろしくお願いします。松浦です。」


その時、バタバタと走る音が聞こえた。


「だれだれだれ〜〜!?」


出てきたのは、顔が整った男の子だった。


「志弐、奥にいきなさい」


そんな声を振り切り、男の子は言った。


「俺、松浦 志弐 !!お前は?」


「…あ、田崎 紅亜 」


「紅亜 ! よろしくな!!」


この時に、私達3人の歯車が動き出した。

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