第14話

「そうだ、お隣さんに挨拶しなきゃね!

行くよ紅亜 !」


お菓子を持って、お隣の700号室へ。


「はーい 、あれ?」


出てきたのは黒髪の綺麗な女の人。


「隣の701号室に越してきた、田崎と

申します 。」


「あら、わざわざご丁寧にありがとうございます。」


女の人は私に気づき、にっこり笑う。


「私も、同い年くらいの子供がいるの!

今、呼んでくるわね?」


奥から出てきたのは、賢そうな男の子。


「寺島 龍 。」


そしていきなり名乗った。

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