第21話

「おい 、 真っ直ぐ歩けよ 、」


言い争いをしていると 、

階段から朱魏さんの声が聞こえた 。


「んだよ 、誰だよこんな真昼間によ、」


思わず、息を呑んだ 。


階段から降りてきたのは 、

今までに見たことないくらいに綺麗な顔立ちをした

男だった 。


「蒼さん!お疲れっす !!」


「あ 、?邇斗か ?何だや用って 、」


いや、でもチャラい、な 、


髪の色 、青だし … なにピアス何個開いてんの!?


「あの人を連れてきましたよ!!」


いきなり、ガッと私を掴み 、


蒼っていう人の前に出した邇斗 。


え…なにコレ … ?

獲物を差し出してる的な ?


「間違いねぇ、のか ?」


ふと、目の前にいる人を見ると 、


私を見て、目を見開いていた 。


その時 、気づいた 。







ー ー 瞳が青い

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