第4話

青山 奏凪 ( そな )


私立大学に通う21歳 。


これと言って趣味はない 。





「そな ! おはよ ! 」


カフェテラスから帰路に向かうため、


大学の廊下を歩いていると 、


前で昼間から無駄にキラキラしてる男が、


笑顔で手を振っていた 。


「…テンションたか 、 」


「そなは冷たいよな 〜 、

あ、!それよりも っ 学園祭ライブやっから見に来て!」


この無駄にテンション高くて 、

無駄にキラキラしてる男は 、


高崎 邇斗 ( ちかと )


「気が向いたらね 、」


「あー、そゆこと言うし !」


邇斗にじゃあねって言って、

去ろうと歩き出した 。

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