第11話

PPPPP ー .


でも、俺の腕時計で、

若の滞在時間は終了 。


次の予定だって詰め詰めだ。


「若、お時間です」


「…またくる、」


千歳さんにそう言った若の顔は

やっぱり嬉しそう 。


「はい、またいらしてください」


微笑む千歳さんはやっぱり綺麗だ。






でもね?みなさんこの後のこと予想つくでしょ?

若は不機嫌の塊でしたよ。


「この後、組長とご会食です」


「…チッ 、」


舌打ちが帰ってくるのは日常茶飯事。


余程、さっきの感じがレアだってわかった?


さすがに、組長とご会食の時は、

眉を寄せてただけだったけど、


いつもなら、

瓦を20枚くらい割れそうな勢いで暴走し始める。

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