第4話

「若、今日は組が経営する

店の視察に行きます 」


「あぁ、」


気が乗らないが、

仕事なのでやるしかない 。


あのクソ親父が擦りつけてきた仕事だ。


店 というが、水商売の店だ。


門に停めてあるベンツに乗る。


運転席に座っているのは、


先程の、朔夜 。


朔夜は、俺の右腕のような存在だが、


ズケズケと文句を言う腹黒い男でもある。


ちなみに、年齢は


俺と同い年の、22 だ。


「今日の店は、新入りが入ったそうですよ?」


別に興味はない 。


女なんざ、花に比べれば汚いものだ。


ただの駒だ 。


俺に纏わりつく、あの表情を見ると


背筋がゾクゾクする。


「まぁ、若は女に興味ありませんからね、

( さすがにDOTではないが 、) 」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る