第2話
朔夜は、やれやれと言った顔で、
目の前にいる奴に目を向ける。
「ほら、若のせいで、
泡吹いてますよ?タチが悪いですね」
と言いながらも、ソイツを見て
面白そうに笑ってるお前もタチが悪いけどな 。
「もういい、さがれ 」
「し、失礼しましたッ!!」
威勢だけは良いようだ 。
「なぜ、ヒヤシンスの名を?」
朔夜は聞いていたようだ 。
「部屋に飾る用だ 、
なのに、アイツ教養がねぇ、」
花の名なんざ、餓鬼の頃に覚えるものだ。
「 そうですか、( いや〜、若はやっぱり無茶苦茶だな ) それでは買いに行って参りましょうか?」
「いや、もういい 、」
「( 本当に勝手な方だ 、
新入りを脅すなんて、さすが吉良組若頭 ) 」
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