第40話

今の私の悩みはただひとつ。

明日からどんな風に過ごそうか?ってこと。




家のことは、家政婦さんがすべてやってくれるらしい。

こんなことなら、仕事辞めない方が良かったかな?

でも、なんかやめたかったんだよね。

早起きして、電車に揺られて通勤することもなく、専業主婦でのんびりしたかったんだ。

でも、家事もしなくて良いってなると、どうすれば良い?

柊司さんは、暇なら習い事でもすれば?って言ってくれたけど、一体、何を習えば良いんだろう?

特に、興味があることっていうのもないし…

そうだよね…考えてみれば、私、趣味らしい趣味もなかったんだ。

ただ、イケメンを見て幸せになるだけのことで…




(あ、そうだ。友達にお土産渡しに行こうかな?

でも、仕事があるから、夕方しか会えないし…仕方ない。明日は、ソジュンのドラマでも見るか…

それとも、ショッピングにでも行こうかな?)




柊司さんからは、クレジットカードと生活費って言ってお金もあずかっている。

多分、そこから、家政婦さんに食費を渡すんだね。

クレジットはいくらまで遣って良いのかな?




でも、本当に良いのかな?

朝ごはんも作らなくて、問題ないのかな?

あれこれ心配しながらも、私はいつの間にか眠ってた。

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