鶴の恩返し🐦その4

🐦つうの織物が売れる


爺:「おつうの織った布、高く売れたぞい」

つう:「モルドバですか?マラウイですか?」

爺:「だから国旗と違う。普通の絨毯じゅうたんぞい」

つう:「ああ。ですか」


🐦お殿様の目に止まる


殿:「この美しい布を織ったのはお前か?」

爺:「いえ。ここにいる【おつう】です」

殿:「私にも織ってくれ。好きな褒美をやる」

つう:「では、ジャグジー付きの風呂場を」


🐦つう、はた


ギッコン、バッタン、ギッコン……

殿:「さっそく機を織る音が聞こえてきたな」

婆:「爺さんや、炊飯器のフタが止まんねー!」

爺:「あーもー!電化製品、全部買い換えだ!」


🐦つうの織ったもの


殿:「おお!これは見事な烏帽子えぼしだ!」

つう:「いえ。これは【ふんどし】です」

殿:「何と!これなら頭と尻と兼用できるな」

爺:「………」

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