第3話
私の住んでる街にはかなり大きな繁華街があって、昔はそこの利権を取り合いでヤクザ同士の争いが絶えなかったらしい。
私達の父親世代の頃、当時高校生の腕自慢の男子達が立ち上がり私設自警団を結成して、やくざの対応に追われる警察に協力し夜警を行い治安維持に努めたと言う。
今では
その私設自警団の名が『
だから私的には『龍王』に怖い印象はない。
入学式も無事に終わり。
明日からの授業内容の説明や教科書を渡されて解散になった。
1年の教室は4階で、2年は3階、そして3年は2階に教室がある。
因みに職員室も2階。
窓際の真ん中の席をもらった私。
コの字形の校舎なので、私のところの窓からは下に中庭と真横には向かい合う校舎が見える。
「満開…。」
見下ろす中庭にはかなりの数の桜が植樹されてて、今を盛りに咲き誇っていた。
真っ直ぐ家に帰るつもりだったのに
桜に惹かれて中庭に入り込んだ私。
だってまさか、あんな事があるなんて誰が想像出来るって言うの。
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