異覚旅跡譚・上 -かつて君とともに歩んだ青春の旅路-

主要人物紹介

　朝苗駆（あさなえかける）

　異覚旅跡譚（いかくりょせきたん）の主人公。

　活気に溢れた性格で、感情の浮き沈みが激しい。また、感情が過度に昂ったり、強い怒りを抱いたりした時は、一人称が「僕」から「オレ」に変わる。

　火花や炎を操る異覚【閃火（せんか）】と、部活動のサッカーで鍛えた持ち前のフットワークの軽さを組み合わせた蹴り技を放つ。

　ある日の放課後、不可解な事件に巻き込まれたことで、異覚の真相を探る旅に出る。

　文月葵（ふづきあおい）

　駆の幼なじみで、クールな美少女。弓道をやっている。

　明晰（めいせき）な頭脳と鋭い洞察力を持ち、敵の分析に長ける。冷凍能力を持つ異覚【凍晶（とうしょう）】の使い手で、弓矢を使った遠距離での戦闘を得意とする。

　早稲田翔真（わせだしょうま）

　C組に転校してきた、異覚能力者の少年。緑に変色した髪の先端と、ダイキャスト製指輪がチャームポイント。口が少し荒く、考えるより行動派。

　異覚【金雷（ごんらい）】は、単発火力は優れるものの、長時間の使用や、精密な動作には不向き。

　黒いローブの青年

　あらゆる点において謎に包まれており、今のところ、イタリア人という情報以外分かっていない。