タイトル[我が神に捧げる、これが私と言う存在である]

絶望を超越するもの

タイトル[我が神に捧げる、これが私と言う存在である]

「我が神に捧げる、これが私と言う存在である

この私はとある家庭に生まれて今ここに捧げる

これは遥か昔から我が家に定められた諚である

神などはこの世に居ないと私は思っているだが皆は神を信じるならば

神はこの世に居なくても間違いなく神は皆の心の中にこの世にいるだから

今ここに神にこの私の身を捧げる、この私の人生を神に語るつもりは無い

何故ならば私の人生とはこの私だけのものにあらず皆のものであるならば

この私一人が捧げることはできず皆の総意があって初めてできることである

そして今ここに我が神に捧げる、これが私と言う存在である」


そう言って彼女は己の首を刎ねて死んだ。

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