なんて、

摘まれて行く前に私が摘めばいい。私だけの芽になればいい。


依存された。嘘だった。

依存していた。私だった。


一度深い闇に覆われた。こんなにも眺めの悪い夜があっただろうか。いっそ夜になれれば。

視界が曇った瞳でなら、私でさえ、美を語れるかもしれない。少し浸る。



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