タイトル[この漆黒の堕天使は果たして厨二病なのだろうか?]

絶望を超越するもの

タイトル[この漆黒の堕天使は果たして厨二病なのだろうか?]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で昼飯を食いながら話をしていた。


「この漆黒の堕天使はよく厨二病であると

言われるが黙示録を見たことがないのだろうか?」


「お前は天地がひっくり返っても厨二病に決まっているだろ」


「何だと?この我が厨二病である

確率は神が全知全能では無い、確率に等しいぞ?」


「それはつまり100%と言うことか?

いや神なんていないから0%と言いたいのか?」


「お前はこの漆黒の堕天使に磔にして惨殺されたいのか?」


「嫌だってそんな格好をしてそんな事を

言う奴は何をどう考えても厨二病だろう」


「我の何処が厨二病なんだ?」


「何処から何処までも厨二病だろうが」


「それはこの我を偽りと思っていると言う事ならば

ここに特別に見せてやろう我が全てを滅ぼす闇の光を!」


「おう見せてくれ」


「ここに闇の世界の扉を閉じる・ここに光の世界の扉を閉じる

ここに闇の根源を開く・ここに光の根源を開く

ここに闇は光に向かう・ここに光は闇に向かう

ここに闇と光は一つになる・ここに光と闇は一つになる

ここに闇の世界の扉を開ける・ここに光の世界の扉を開ける」


「何も起こっていないけれど?」


「人間に知覚できる程にちっぽけなものだと思っているのか?」


「そうかやっぱりお前はただの厨二病だよ」


「ここまでやってもそう言う、お前は人間の中でも特に愚かだな

まあもうお前の事はどうでも良くなった我は魔界に帰らせてもらう」


そう言って窓から漆黒の堕天使は飛び出して行った。


「それならこの私も帰るとするか」


そう言ってこの男は背中から翼を広げて

頭の上に輪っかを出して窓から飛び出して帰って行った。

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