第3話「めんたる村の妖精めそめそ」妖精
「めんたる村の妖精めそめそ」登場人物紹介
妖精めそめそ
涙を守る妖精の女の子。いつも泣いてばかり。
めそめそイメージAIイラスト
https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818023214121190857
八百屋のおじさん
💧+💧+💧+💧+💧+💧+💧+💧+💧+💧
ここは、めんたる世界のめんたる妖精村。
めんたる妖精村には、私達のこころを守ってくれる妖精さん達が住んでいます。
めんたる妖精村のキノコの森の中に涙の感情を守る妖精族のいつも、泣いてばかりの妖精、めそめそと言う水色のおさげ髪で、茶色の瞳、青いワンピース姿の女の子がいました。
感動してめそめそ、怒られてめそめそ、嬉しくてめそめそ、悲しくてめそめそ。
そんな、めそめそが商店街へお買い物に行くことになりました。
💧+💧+💧+💧+💧
今日は、カレーの日、材料を買おうとめそめそは、八百屋さんに来ました。
「おじさん、じゃがいもとニンジン、玉ねぎをくださいめそ……」
この時点でもう、めそめそは緊張して泣きそうです。
それに八百屋のおじさんが、怖い顔の妖精だったから、さあ大変。
「らっしゃい……って、なにを泣いてるんだい?」
「だって~、おじさんの顔が……怖いめそ~!あーん、あーん!」
めそめそは、大声をあげて泣き始めました。
「困ったなあ……おじさんも泣きたくなって来たよ」
おじさんは、困り顔でいましたが、めそめその頭を撫でてくれました。
「おじさん、この顔は生まれつきなんだ。ごめんよ。ほら、お金払って、野菜を持って。ママが待ってるんだろ?」
八百屋のおじさんは、テキパキと用意をしてめそめそからお金を受け取ると、袋に野菜を入れてくれました。
そして、おじさんはミルクキャンディを一つ、めそめそにくれたのです。
おじさんの優しさにめそめそは、にこーっと笑い、謝りました。
「ごめんね、おじさん。もうおじさん、怖くないよ!また来るめそ~」
めそめそは、今度はおじさんの優しさに嬉し涙がこぼれました。
おじさんは、にこにこ顔でまた、めそめその頭を撫でてくれました。
めそめそは、野菜を買って無事、ママに夕食にカレーライスを作ってもらってご機嫌でした。
-終わり-
💧+💧+💧+💧+💧+💧+💧+💧+💧
最後までお読み頂いてありがとうございます。
妖精めそめそのお話でした!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます