5-10
『では、また月曜日学校で会いましょう。おやすみなさい』
「うん、おやすみ」
そこで電話は切れる。天は緊張から心臓がドキドキと早く脈打っていた。
「安岐くん、何考えてるんだろう」
天は葵のことが気になって仕方がなかった。小説のネタとしては今のやり取りも絶好のキュンポイント。いい話が書けそうなのだが、それよりも葵のことばかり考えてしまう。
「なんでだろ……」
天は自分の気持ちにまだ気づかない。でもいつか何か、気づくだろう予感だけは感じていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます