第57話
ハッと、息を飲んだ。
思わず自分の口元を手で覆ってしまうくらいに。
「ん?レイちゃん?どした?」
「………い、や、……お前、俺の親友、なんだな」
「おっ!公認か!
ついに俺、本人に認めてもらえる感じ⁉︎」
「あ、やっぱ気のせいだわ」
「えぇー⁉︎」
"あいかわらず"だと、笑った。
こんな会話をしていたとか、どこで出会ったとか、全くわからない。
でも、こいつは俺の親友だったんだなと本気で思うことができた。
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