煙 Ⅱ 【完】
露輝
前章 次の一手
──ゆらゆら、ゆらゆら
最初の一手が終わった。
煙が揺れる。
心が揺れる。
次は、世界が揺れる。
──突然、世界の信号が赤に変わった。
それが始まり。
彼女の真実。
彼の想い。
「今日も明日も、
あなたがずっと笑っていてくれるなら、
──私は"悪魔"になろう」
──だから、私はあなたの手を離す。
何が正しくて、何が間違いなのか。
この愛は、この想いは、正しい?
「さぁ、私を殺して?」
彼女は嗤う。
※「煙」の続編になります。
読んでいない方は先にそちらをお読みください。
魔法のiらんどより転載。
煙Ⅰの編集が、1ページ1万字を変えてしまったため、書き方を変えました。魔法のiランドのまま、修正しております。
ご了承ください。
※性的、暴力的、流血等表現があります。途中かなりグロテスクな表現があります。
苦手な方はご遠慮ください。
また、それらを推奨するものではありません。
ご理解の方、よろしくお願い致します。
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