タイトル[陰陽師の唯一の末裔は見えている]

絶望を超越するもの

タイトル[陰陽師の唯一の末裔は見えている]

この現代に一人の変わった男がいた、名を怨冥 字と言う

この男は陰陽師の末裔であり普通の人間には見えない妖怪を見ることができた

がこの男は見えるだけであり超人的な力は一切としてなかった、だからこの

男は知能と様々な道具で妖怪を退治して妖怪による大災害を防ぐ物語である。




◇◇◇




字はとある古びた神社の跡に訪れていた。


「人喰い鬼よ出て来い!」


「何だこの俺様を人喰い鬼呼ばわりするガキは?」


そうすると身長4m以上であり大きな一本の角を持った

腰に布だけ巻いた赤い肌の鬼が神社の中から飛び出して来た。


「この俺は怨冥 字、現代に唯一残る陰陽師である!」


「ほっほう妖怪が見える奴らは前の妖怪との

大決戦で全て死んだと聞いていたが生き残りがいたのか」


「その通りだ」


「だがお前は力も霊力も無い雑魚に見えるが

どうやってこの俺様に勝つつもりなんだ?」


「それはこいつで勝負をしてもらう」


そう言って字は袋から大きな酒樽をいくつも取り出した。


「ほほうこの鬼である俺様と酒の飲み対決をするつもりか?」


「そうだ」


「そうかならその勝負を受けてやるよ

そしてお前が負けたら酒のつまみに食ってやるよ」


「お前が負けたのなら封印させてもらう」


「そうかならさっそくはじめようぜ」


そう言った二人は酒を飲みだした。


「これは美味いな何の酒だこれは?」


「これはこの六百六十六の道具の一つである無限にある八塩折之酒だ」


「それって毒がなかったか?」


「大丈夫だちゃんとこの樽に入っているやつは毒抜きをしてある

この俺は神変奇特酒とかを出さないで勝負する公平な男なんだよ」


「まあ確かにお前はこの俺様から見て

何もイカサマをしていない公平なように見えるが

それでは普通にお前が負けるから何かあるんじゃ無いのか?」


「俺は確かに普段はクソ弱いので知能と様々な道具で

妖怪を退治します、そんな自分にも自分だけのルールがあります」


「自分だけのルールか聞かせてくれ」


「それは普通にやって勝てる可能性がある

戦いにはイカサマや様々道具を使わないことだ」


「そんなルールに何の価値がある?そして人間の

お前が何故普通に酒の飲み比べて勝てると思った?」


「他の人からすれば何の価値もないでしょうけれど

この俺からすれば価値ありますよ、それに俺は酒や毒などに

化け物みたいに強い特殊な体質ですから勝算はかなり有りますよ」


「そうかならもう何も言わないからせいぜいほざいていろ」


「ええほざかせて貰いますね」


そうして二人は話をしながら酒を飲み続けてついに。


「ぐーーーーーぴぃーーーぐーーーぴぃーー


「よし寝ているな、早速封印の準備を始めるとするか」


そうして封印準備をして封印の詠唱を唱える。


「この声は神仏の息・この息は神仏の息・この手は神仏の御手

降ましますは高天原の風・神仏の伊吹よ・現世と幽世を隔て光の籬と成せ」


そうして鬼を封印した。


「よしと次の妖怪のところに向かうとするか!」

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