タイトル[貴方の来世の相談所]

絶望を超越するもの

タイトル[貴方の来世の相談所]

この俺はある日、飛行機の墜落事故によって死んだ

そして気がついたら謎の神聖な存在と

一対一で机を介してお互いに椅子に座って対面していた。


「今回するのは貴方の来世の相談です」


「はい」


「貴方が来世でなれるものは貴方の現世での行動によって決定されます

善行を積めば積むだけ選択肢は増えて

悪行を積めば積むだけ選択は無くなります」


「はい」


「貴方と言う人間は善行を千・悪行を千ほど積みました

なので貴方の来世でなれるリストはこのようになります」


そう言って一つのリストを空中に映し出した。


「質問よろしいでしょうか?」


「もちろん構いませんどうぞ」


「この善行を千・悪行を千は一般的なのでしょうか?」


「いえ一般的な人善行を百〜二百・悪行を六百〜七百

なので貴方は一般的な人よりも善行も悪行を多いですね」


「一般的には悪行の方が多いんですね」


「そうですね」


「このプラマイゼロのこの私でも人間には

転生できないのであれば普通の人は何に転生をしているんですか?」


「普通の人間は転生などできず、記憶も意思も消されて

誰にも見えず触らずの存在となってただ世界を漂っています

そしてその状態で偶然に善行を積むことで

ミジンコなどの微生物にに転生することができます」


「と言うことは普通に様々な動物に

転生することができる、この私は幸福なのでしょう……

ところで選べるのは転生する存在だけなのでしょうか?」


「他の様々な選択を選ぶ条件を

貴方は現世で満たさなかったために

貴方が選べるのは転生する存在だけです」


「そうですか」


そうして黙って何に転生をするか考えて一つの動物に転生を決めた。


「猫での転生でお願いします」


「わかりましたでは貴方を猫に転生させます」


そう謎の神聖な存在が言うとこの俺の体は光に包まれて気を失った。

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