『あの頃の記憶。』

第22話


あの頃は、貴方に恋をし・・・

ただ、貴方を愛する僕が居た・・・

いつか貴方の隣に居られたら。


そう思っていた僕・・・


時間が経ち、貴方とも離れ・・・

色々な険しい道を貴方無しで・・・

歩いていたら、時間のせいかな?


貴方よりも、あの頃の自分を失った・・・


あの頃は、夢を見れた・・・

いつか貴方の隣に居られたら。と・・・

あんなに純粋に愛せたのは・・・


貴方だけだろう。今なら思えます・・・


もう20年も歳月が流れた・・・

今は僕の中で貴方は・・・

力強い人。苦しい時だけ貴方に・・・


そっ。と言葉を交わすだけになった・・・


あの20年前のただ純粋に愛した僕を・・・

貴方はどう見ていますか?

この夢の無い僕を貴方は・・・


今、どう見ていますか?


もう20年の歳月に、僕も少し変わりました・・・貴方の知っている僕では・・・

ないのかもしれないけれど・・・


もう、あの頃の様な僕じゃないけれど・・・


まだ、僕には貴方程の強さは無いけれど・・・

ひとり険しい道を歩いています・・・

もう、貴方を愛する僕は居ません・・・


まだあの頃の僕は子供でした・・・


いつかまた出会えたならば・・・

少しは大人になったね?と・・・

ただ、笑顔があれば良いだけです・・・



ただ純粋に愛したのは、貴方だけでしょう。もう今は、お互いにきっと愛等、無いでしょうね?


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