⑭
あの時つばさの姿と重なった。
どうして救えなかったんだろう。
ずっとずっと後悔していた。
立ち向かえば強いとかいじめられるから弱いとか
世間はよく言うけどだからといって弱いとか強いとか区別するのが俺にはよく分からなかった。
ただ逃げられずひとつの世界にしか目を向けられない方が俺は酷だと思う。
ひとりでも別の世界を見せてくれ誰かがいたら
変わったのかもしれない。
しんどければ目線を変えればいい、自分が笑顔でここだと思えるところで笑えばいい。
それだけなのにどうして人はひとつの場所に留まるのだろう。
それはきっとその事を教えてくれる大人がいないから。
だから俺は教師になった。
自分が楽しいと思えるところで輝けるところで生きていいんだと子どもたちに思って欲しい。
伸び伸び生きていける世界で。
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