女として子どもをほしいと思わない自分が何処かかけているんじゃないかとずっと怖かった。


自分と向き合うのが怖くて、ただただ怯えた。


結婚とは出産とはまだ分からないけど

色んな人生があっていいんだよね。


十人十色ってそういう事だよね。


私の人生は私のものだとそう言ってもいいんだよね。


「…ねえ、朔斗?」


「うん?」


暖かく笑ってくれる朔斗。


「愛してる」


「俺も」


そう言ってキスをした。


ただただお互いを確かめるように。



愛し合っていると確かめるように。




『愛のカタチ』end

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