ハンターの一族②
-どうしたものか…
【学園】のある六花専用の部屋。
そこでひとり頭を抱えていた。
カチャ
気づいた時には遅かった。
「あっれー鈍いなお前」
「お兄、こいつ弱いわ」
「お前等は正面の扉から入ってこられないのか?猿か?」
「うーわ、口わっる」
「しょーがねーよ、妹よ、こいつは今必死に怒りを抑えてるんだ」
「お~しょっと」
華麗に着地する二人。
「なんのようですか」
「なんのようですかじゃないでしょー、みーかくーん」
分かってるよな?という視線を向けてくる。
ガチャ
「ぁ、
部屋に入ってきたのは
「妹も!元気か~?」
「妹だけど、
「めっちゃ怒るじゃん」
「
「そうだね、そうだったわ、はは」
気持ちのこもっていない乾いた笑い声。
この兄妹はいつもあまり表情を崩さず、適当な事を話す。まるで本性が見えない。
そして二人は人間種だ。
【リデルガ】と【リアゾン】を行き来できる唯一の人間。
ヴァンパイアハンターの末裔である。
兄の
昔は
今ではお互いに監視し合い平和を保っている。
そんなハンターの二人が突然【学園】に現れた。
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