本当は誰なの?
天川裕司
本当は誰なの?
タイトル:本当は誰なの?
「やめてえ!ごめんなさい!!」
ハルカ「絶対許さない!!」
私は親友のハルカの恋人を
知らないうちに奪ってしまい、
それが理由でハルカに殺されかけた。
刃物を持って追い回されたあげく、
何とか命からがら逃げ出せた。
これは私の人生で
トラウマになっている出来事…いや事件だ。
ハルカは警察に捕まり、私はすぐに引っ越した。
それからはもうずっと別天地で生活していた。
あれから数年後。
私にまた新しい友達ができた。
前の彼氏とはもう別れており、
独身同士のささやかな付き合い。
こっちのほうが遥かに気楽だ。
「でねー♪」
由美香「そうなんだ〜♪」
新しく出来た友達・由美香と私は
プライベートでもよく遊ぶ、本当に気心知れた仲。
でもほんのささいな事で口論になった。
私の部屋で談笑していた時、
「普通こんなことで怒る?!」
って事で由美香はなぜか本気で怒り、
台所に行って包丁を手に取り、
私を殺そうとまでしてきたのだ。
私は急いでトイレに逃げ込み、
かろうじて手に取った携帯電話ですぐ警察に連絡。
警察「分かりましたすぐに行きますので!絶対トイレから出ないようにして下さい!」
幸いウチのトイレは
鍵が掛けられるようになっていたので、
「開けろお!!ここ開けろオ!!」
という由美香の罵声の様な大声を聞き流しながらも
由美香はこのドアを開ける事ができなかった。
鍵付きのドアにしておいて本当によかった。
そして警察が来て由美香は捕まった。
「なんで…なんで私の人生はこんな…」
ハルカの時の事を自ずと思い出し、
私は本当に落ち込んだ。
でもあとでわかった事にさらに落ち込むと言うか、
何とも言えない恐怖を知ったのだ。
由美香の指紋とハルカの指紋が一致した。
結局、怒る理由は何でも良かったんだ。
知らずうちに私に近づき、
私をヤルことさえできれば…
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=Egub-LTCAwA
本当は誰なの? 天川裕司 @tenkawayuji
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます