第27話

「_____で、風を引いてて、だるかったから出たくなかったけど、 あまりにもしつこいから、ドアを開けた。って、ことでいいの?姉貴」



私は、今事細かに彼に話した。

風を引いて会社を休んだこと、だるくてドアを開けたくなかったことなどすべてを話した。

ドアを開けなかったのには、別の理由があるけど,,,,



「そういうことなの、ごめんなさい。そのまま、スルーしようとしてた」



虎汰朗も鬼塚も「まあ、それならいいか?」という顔をしていた。


私は、本気で辛かったので一旦二人には帰ってもらうことにした。

二人を家から追い出すとそのままベッドへダイブした。


その二時間後だろうか。

電話と一緒にインターホンが鳴った。


携帯の画面を見るとそこには”鬼塚龍介ターゲット”と表示されていた。

私は、携帯をおいて玄関おドアを開ける。

そこには、予想通り鬼塚が居た。


鬼塚は、出てきた私の顔を見て電話を切る。



「どうしたんですか?忘れ物でも?」


「風を引いたんだろ?それって‥「あの、鬼塚さんひとまず入ってください寒いので」


そう言って、部屋へと引きずり込む。

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