40過ぎたら(女って大変)
月夜のねこ
第1話 突然始まった不調
有り難いことに、生まれてからこの歳まで入院、手術等することなく生きてきた。
元々胃腸が弱かったり、偏頭痛、腰痛等はあるものの、日常生活に支障がない程度での不調はあったりする。
調子が悪いなと思っても、薬を飲んだり、数日で改善したり、そこまで深刻になることはなかった。
がしかし、43歳の誕生日を迎えたころ、
それはある日突然始まった。
今まで何も考えず、値段に関係なく適当に選んだ
化粧水で肌に合わないなんてことはなかった。
何を使っても大丈夫だった。
何なら肌は強い方だとすら思っていた。
いつものように化粧水を探していて、パッケージやポップを見て使ったことのない化粧水を購入した。
お風呂上がり、当然パッチテストもせずに顔に塗って眠りについた。
寝ている途中、やたらと目の周りがヒリヒリ、厚ぼったい感覚がして目が覚めた。
何だろ…と思いつつも、睡魔が勝って朝まで寝た。
朝起きたときも、やっぱりヒリヒリ目の周りが厚ぼったい感覚がしていた。
顔を洗おうと鏡を見たら、まぶたがぼっこり腫れ、目の周りも赤くなっていた。
唇も、口周りも腫れていた。
私の頭は混乱した。
一体何で?何が原因?
こんなに腫れるなんて。
しかもヒリヒリするし熱をもっていて熱痛い。
このときはまさか化粧水が原因なんて全然思わなかった。
仕方なくできる限り保冷剤で冷やして過ごした。
顔を洗うだけで痛い。
当然化粧もできない。
それから腫れが引いて元に戻るまで2週間かかった。
この間は水で顔を洗うだけで過ごした。
やっと肌が落ち着いたころ、原因が化粧水だと考えもしていなかった私は懲りずにその化粧水をつけてしまった。
その晩、また寝ている途中で顔がヒリヒリして起きた。
ここで初めて原因は化粧水なのでは!?
ということに気づく。
慌ててネットで検索すると、その化粧水で私と同じ症状の口コミが何件も出てきた。
ここで初めて腫れの原因が化粧水だということがハッキリした。
少しでも腫れを最小限にしたかったから、すぐ洗顔をして冷やしながら眠りについた。
翌日、この状態を何とかすべく改善法を動画検索したところ、セラミド成分が入っていて、敏感肌用の化粧水が良いことが分かり、薬局にすぐに買いに行った。
恐る恐る洗顔後に塗ってみると、まだ腫れはあるものの、その化粧水は染みなかった。
そして、初回に腫れてしまったときよりも、早く完治したのだった。
ほんとにこれまで、何を使ってもこんなこと無かったのに。
43になった途端、敏感肌用のものしか使えなくなるなんて…。
皆さんも、40過ぎて新しい化粧水、化粧品を使うときは、パッチテストをお忘れなく。
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