第51話
(颯side)
「そんなのずっとやってんのもめんどくせぇだろ。外の門ひたすら見張りしてる奴のことも考えろよ」
「おい颯!!ゴホンッ‥すみません。若!そう簡単に言わないでください!!」
親父の話を聞きずっと思っていたことを口にすれば、後ろから透の怒鳴り声。
「颯。あれをくぐるということはどういう意味か分かってるのか?今収まっている戦争を自分からまた始めるのと同じだぞ」
いつぶりだろうか‥
親父に撃ち抜かれるような真剣なその瞳で問われるのは
それでも‥
「俺と同じことを敵が明日にでもやったらどうする?それでも結局戦争になるんだ。だったら、もう今の浅見組で終わらせてやる」
俺の言葉にしばらく何も言わない親父がいたが‥
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます