第35話

「どうやら、一般人も混じっていて‥。裏の人間の仕業だけではないようです。服装は全員が黒尽くめで、顔も全て覆ってました」



「園村!神崎だ。怪我人は出たか?」



「透さん!浅見組は怪我人数名程です。重症者もでておりません」



俺の代わりに透が対応するが、幸い重症は出ていなかった。安堵の息を吐くのもつかの間



「直ぐに全本部に通達だ。警備を怠るな」



「はっ!確保したものにも吐かせます。分かり次第ご連絡を」



「あぁ。頼んだ」



ピッ



電話を切るとさっきまでの空気とは一変していた。それもそのはず‥



「親父、念のためここも気をつけろ」



「あぁ。分かった」




「でもどうして浅見組が最近狙われているんですかね‥」

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