第13話
「でね、颯の誕生日プレゼントは自分で働いたお金でプレゼントしたいの!今私の持ってるお金じゃ‥ほら、颯も‥なんか、嫌‥でしょ‥?」
途端に弱々しくなる百合。
あぁ、そういうことか。
百合の仕事で稼いだ金。
別に金は金だが‥
百合が例えばその金で俺に何かくれてもその元を辿れば‥
俺はその男まで戻ってぶっ殺「だからね!!」
俺の頭の中を読んだかのように焦った百合の声で遮られた。
「働こうと思うの!就職する!」
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