第9話
「秋さんと行った商店街でね、フリーマーケットやってたの!!こんなかわいいのが300円だったんだよ!!」
なんて、嬉しそうにスカートを持ってた。
そもそも、前は生きるために高額で仕事をしてたぐらいだ。バイトをしたところで当時1回で稼げる額の10分の一にも満たない程の金額。
なんで働きたいんだ?
「それはな‥」
途端にニヤッと急に口角を上げた颯。俺の疑問が通じたようだった。
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