第46話
(百合side)
「ふぅー、何しようかなぁ」
プラべーとルームで一人、大好きな雑誌を読んでいた。みんなで食事に行ってからは二週間が経っていて。
あの日、私はいつの間にか寝ていたみたいで、起きてリビング階に行けば、テーブルの上には組員さん達へのお土産。お店が出せるんじゃないかっていうくらいお寿司が並んでいた。
みんな楽しそうに食べててうれしかったな。
でも…
颯達との外出は想像以上だった。
今までは大学の送り迎えだけ、スモークの張られる車は颯が乗ってることは分かんないから今まで騒がれたことはなかった。近くのコンビニで降ろしてもらってたし。
だから、日中に外を一緒に歩くなんて初めてで、でもみんなで行けることの方が嬉しくて車を降りるときまで気付かなかったんだ。
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