第20話
「悪いな。なるべく早く戻ってくる」
さらさらの髪に手を通し頭を撫でれば
「仕事だもん。大丈夫、いってらっしゃい」
それだけで満足そうな顔をする百合。
オフの日ぐらいどこかに連れてってやろうと思っていたのに嫌な顔一つしない。そんな百合に結局いつも甘えてるのは俺なんだろうな。
イスにかけてた上着をバサッと羽織り気合いを入れ、もう一度百合の顔を見れば俺はリビングを後にした。
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