第3章

第10話 アルカディオとレベーカが家族に加わる

59ページまで読んだ。


ウルスラが連れて帰った人びとがマコンドの豊かさを遠方にまで伝えたため、マコンドにはおおぜいの人が訪れるようになり、マコンドは何もない村からにぎやかな街へと変わっていった。ホセ・アルカディオ・ブエンディアも空想の世界よりも魅力的な現実世界に関心が向くようになり、錬金術よりも街を発展させることに興味が移っていく。ホセ・アルカディオ・ブエンディアはかつての精力的で信望の厚い族長へと戻ったのだった。


数年が経つうち、ブエンディア一族に新しいメンバーが増えた。


ひとりはピラル・テルネラが生んだホセ・アルカディオの子。名をホセ・アルカディオというが父親の名とまぎらわしいのでアルカディオと呼ぶ。アルカディオは、彼からみると叔母に当たるアマランタと姉弟のようにして育つ。


もうひとり、女の子が家族に加わる。旅の商人に連れられてやってきた女の子は、インディオの言葉を話し、庭の土を食べるような奇行をもっており、ウルスラの遠い親戚だという手紙を携えていた。ホセ・アルカディオ・ブエンディアはもちろん、ウルスラにも心当たりはなかったが、ほかにどうしようもないので家で預かることにした。レベーカと名付けられた女の子はやがて実の子以上の優しさをウルスラに示すようになり、アマランタとアルカディオを妹、弟と呼ぶようになった。



この辺りまで読むと、登場人物のだれがだれなのかこんがらがってきました。大丈夫か、読み解けるか?

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