第4話

慌ててスマホをひっくり返して開くと、よしくんから2件のメッセージと1件の不在着信が。




あああ、やばい…





メッセージを開く。





<よし:1時間後に迎えに行く。ご飯でも食べに行く?>





<よし:まだ終わらなそう?いつものとこで待ってるから、出るとき電話して>






嘘、迎えにきてくれてる?!






すぐさま通話ボタンを押すと、1コールで出た。







『もっもしもし!ごめんね…もう終わるから…』






「おそーい。ま、しょうがないよね。待ってるから早くねー」





『5分で終わらせる!』





「こら、焦んないの。ミスしたら大変。待ってるから。あ、何食べたい?」






『え、あ…何でも!待たせたから奢る!名残惜しいけど、早く会いたいから一旦切るね。終わったらすぐ電話する!』






「はいはーい」






名残惜しすぎて、通話を切れないななんて思いながら、スマホを耳から離して画面を見ると、すでにブッツリとよしくんから切られていた。






普段甘えん坊のくせして、こういうとこ割り切ってるよね!





そこが好きなのですが!







よしくん今日どんな服なのかな~とか妄想で元気を出して、またパソコンに向かった。

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