1.

第1話

▷Side of Suita





『おはようございます』





「おはようございます。こちらです」






「あ、穂多来た〜、おはよ〜」





『はよ』







午前9時前、会場入り。






楽屋の前のケータリングをチェックしてから、楽屋へ。






「おはよー」






「穂多、リハ11時からな」






『了解ー』







夢衣、陸、舞斗に挨拶を済ませ、テーブルに飲み物とケータイを並べる。






『星まだ?』






「来てるよー、今ヘアメイク中」






『気合い入ってんなー』






「夢衣もさっきヘアメイク終わって、ネイルしてたぞ(笑)」






「女子は形から入るんよな」







確かに、なんて相槌打ってたら、ドアから噂の女子2人が覗いてた。






「うるさいよー、そっちだって昨日美容院で髪染めて刈り上げてんじゃんか」






「ね〜、あ、舞斗くん、ダンストラックなんだけど…」






夢衣はサバサバしてて、星はマイペース。





陸は早口で、舞斗はたまに関西弁。






そんな5人で、これからツアー初日を迎える。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る