第35話

「仕事はホテルのフロントをしている



家族は両親、兄が一人



俺、実は離婚している



子供は居ないから、もう関係ないよ」と



ユウキは苦笑いをしていた




私はこれ以上、何も聞くことは出来なかった





ユウキは落ち込んでいる私を見て




私の頭をクシャクシャと撫でながら



「気にするな」と、言って



ニコッと笑ってくれた

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