第4章
傷あと
第15話
「そっかぁ!」と男は何かを思いたったかのように
「俺の名前は加山結城、ユウキと呼んでくれ、
君の名前は?テーブルに書いて」
私は頷き、テーブルに(ネモトアヤネ)と書いた
何回か書き直して、やっと私の名前を覚えてくれた
「アヤネちゃんかぁ~。可愛い名前だね」
私はニコッと笑ったけど、本当は嬉しくはなかった
私の好きな名前じゃない
私はユウキの肩をトントンと叩き、テーブルに
(アヤネでいいよ)と書いた
ユウキは「うん、分かった。アヤネ…あのさ…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます