第7話
その男の人は私を見て
「何かあったんだ…とにかく車に乗ろう」と声をかけてくれたけど、私はその場から動けなかった
その男の人はどうしたらいいのか、分からなくなり
「警察を呼ぼうか?」
私は必死で頭を左右に振った
その男の人は「あぁ~!もう!」と言い、イラッとして、
持っていた傘を飛ばし、私を抱き寄せ、お姫様抱っこをして、自分の車の助手席に乗せてくれた
二人ともずぶ濡れになった
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