第6章

兵隊

第8話

私は友達の一戸建ての借家に泊まることになりました




ある日の夜のことです




二人は眠りについて…



私だけ何故か起きてしまいました




その時です



二人の足下で兵隊さんが五人、通っていきました



部屋の電気は真っ暗なのに、兵隊さんだけが見えていました



横で寝ている友達を起こすことも出来なかった



(今、動いたらダメ!今、動いたらダメ!)と、私は自分に言い聞かせていた



何故か兵隊さんと目が合ったら、終わりだと…



その時は思った




私は兵隊さんが消えてから、そのまま布団を被って寝ました




次の日、友達にその事を伝えたら、最初は半信半疑だったけど、話しを聞いてくれているうちに、信じてくれました




いわくつき物件では、なかったけど



長いこと住んだ人はいなかったみたいです

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