第5話
新しい仕事を探して、働き始めて一年が経ったころ、父が膵癌になりました。こんなことってあるんだって思いました。わたし小さい頃から頑張ってきました。小さい頃から、耳の聞こえが良くないというか、発することが難しい言葉があったり、その影響で聞こえない言葉があります。すらすら聞こえて、話せてそれが、どれだけ大事なのか。当たり前になると気づかなくなる。だから、それが当たり前ではないことに気づいて欲しいなと思いました。すごいことなんです。
沢山頑張ってきて、まだ苦しめるんだなって思いました。20才で一家の大黒柱になりました。同級生は、楽しそうに遊んだり、勉強をしているのにわたしは、って思ったことがないって言ったら嘘になります。
普通でいい、ただ普通の幸せが欲しかったです。
日々生活が苦しくなる。
医療費を稼いで、生きていくお金を稼いで。
なんか疲れちゃったんです。
お互いが疲れちゃって、ギスギスした空気だったり、もう地獄で。
死にたいがわたしの中で溢れてしまったんですよね。
気づいたら自分を傷つけていました。
ただ、自分を傷つけてる時だけは生きてるって感じたんです。
痛いってちゃんとわかるって。
誰かに言えたら良かった。
でも、こんな家庭の話だれにできるん?
無理だなって悟りました。
この日記はわたしの苦しみや悲しみの叫びです。
日常に苦しんでいるあなたがわたしと頑張って生きていくという選択をしてくれると嬉しいです。
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