第27話

夕方、生徒会室で、文化祭の話し合いをすることになっていた。

玲蘭は1番初めについて、カーテンを開けたりしていた。




ガラッと音がしたため、玲蘭は、振り返る。




「奈々?もう来たの?」




生徒会室に入ってきたのは伊織だった。





「どうしたの?伊織。」




玲蘭は首を傾げた。




伊織はなにも言わない。




玲蘭はこの沈黙が怖かった。




「玲蘭、学校にいる間は、まだ、雨宮玲蘭で、俺は、朝比奈伊織としていられるから、言う。」




「う、うん?何?」




「ずっと、好きだった.......。」




玲蘭はビックリして、口を手で覆った。




玲蘭は落ち着かなくなって、棚の書類を触り始めた。




「何言ってるのよ。あんなに可愛い彼女だって、いるの...に。」




伊織は玲蘭を棚に押し当て、キスをした。




玲蘭の思考回路が停止した。

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