第28話

私は和也の背中を見てビックリした。

「和也、それって入れ墨?」


「あぁ…もう、分かっただろ。俺んち極道なんだ。それで、あの時、沙織と別れた。こんな俺でも、ついてくるか?嫌だったら、今すぐ帰れ。」


「和也が極道でもいい。一緒にいたい。」


「何が起きるか、分からんからな。」


「うん、覚悟する。」


「沙織も風呂へ入ってこい。」


「うん」

私もお風呂へ入った。


お風呂から出たら、和也は寝ていた。


ベッドの上にパジャマが置いてあった。

私はそれを着た。

お洒落なパジャマだった。

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